タズリア レビ記12章1節〜13章59節

レビ記

今週の聖書(パラシャット・シャブア)
4月11日(日)〜4月18日(土) 
レビ記12章1節〜13章59節

 今週のパラシャット・タズリアのタズリアは
種を播くの意味ですが、ここでは女性が身ごもるの
意味で用いられています。

 ではなぜ女性が身ごもると月のさわりの間だけ汚れ、
血の清めのために男子の場合33日、女子は66日(12章2-5節)を
要するのでしょうか。

 その答えはいまだに分かっていません。

 さらに汚れの代表的なものとして13章でライ病が取り上げられています。
 現在ではハンセン病と呼ばれていますが、もしライ病に罹るならば、
衣服を裂いて、自分は「汚れたものである」と表明し、隔離されなければ
ならないと書かれています(13章45-46節)。

 この病気は天刑病と考えられており、会堂の祈りに参加する場合は、
特別な個室に誰よりも早く入り、帰る時は一番最後に出て行かなければ
なりませんでした。
 結婚も禁ぜられ、死人同様に見なされていました。
 このことを考えると、シリヤの将軍ナアマンのライ病を癒した
預言者エリシャや多くのライ病人を癒されたイエス・キリストの神の愛の
すばらしさを思わずにはおれません。

 ライ病とそうでないものを判断することは、祭司に委ねられていて、
患部が白くなりへこみがある場合はライ病とされました(13章3節)。

 腫物や頭、ひげ、禿、衣服についても祭司は判断しなければなりませんでした。

 これだけ詳しく書いてあるのをみると、如何に身体を清く保ち、
そして神の民としてふさわしい聖なるものとなるべきであるかを
このパラシャーは述べているのかもしれません。

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