創世記3章 アダムとエバとへび

仙台

創世記3章では、まず蛇が女をだますところから始まります。
その蛇は一体何もの?

口語聖書では「狡猾なへび」と書かれているのに対して、
聖書協会共同訳では「賢いへび」となっています。
エバをだます前からずる賢い生き物だったのかなと、
いろんな蛇の姿を想像してみました。

他にもいろんな疑問が・・・

  • 蛇はなぜアダムではなく、エバに話しかけたのだろう?
  • 食べることを禁じられていた実なのに、どうしてアダムはエバの誘いを断らなかったの?
  • 善悪を知る木だけに目がいって、生命の木のことは気にもとめなかった?
  • 禁断の実って、リンゴ?イチジク?それともブドウ?

そして神様は、蛇がエバをだましたことを知って激怒します。
 「へびよ、おまえはなんてことをしたんだ!
  これから一生、おまえは腹で這いずり回り、塵を食べことになる!」

ということは、それまで蛇は真っ直ぐ立って歩いていたのかな?
蛇も人と同じように食物を取って食べていたのかな??
という話も出て、蛇の原型に興味が湧いて止まりませんでした。

今日の会で、新しい発見だったのは8節でした。

「彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。
そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した」

創世記3章8節

ここ、ヘブライ語の原文と比較してみると、
「風の吹く頃、彼らは、園の中を歩き回る主なる神の声を聞いた」

と書かれているように思います。
怒った神様が歩いて近づいてくる、
その足音を聞いたアダムとエバは、
恐れ抱いて木の間に隠れたと思い込んでいましたが、
原文だと違っていました。

園を行ったり来たりしながら、神様は2人の名を呼んでいた。
その声をアダムとエバは聞いた、
というのが真意ではないかのかなと。
「神の足音」ではなくて、「神の声」なんですね!

神様は天の世界であちらこちらと巡りながら、
私たちの名を呼び、声をかけてくださっている、
そう感じる一文だと思いました。

地上に追放された2人には、
いばらとあざみが生える世界が待っていました(18節)。
そこで土を耕し、顔に汗してパンを食べる生活が始まります(19節)。

これから地上でどんなドラマが展開されていくのか・・・
遠い昔の話も、なぜか親近感が湧いて、
自分たちのことのように読めます。

聖書ってほんとうに深いですね!

コメント

  1. Hiroko より:

    まとめをありがとうございます!

    私も帰ってから、何故アダムは神様にすぐに謝らなかったのだろう?
    なぜエバをすぐに諌めなかったのだろう?と疑問が湧いてきました。

    でもやっぱり神様はご愛で、2人も蛇も殺す事なく、エデンの園から追放した後でも、見守っていたのだなぁなんて考えていました。

    こうして皆さんと一緒に聖書を少しずつ読めるのが嬉しいですね😄