1-12節:ヤコブの一族は自らの体制を整え、ゴセンの地に定住する。
ゴセンの地についてのパロとの取り決めは成功しました。この取り決めにおける切り札は、ヤコブの一族が牧畜を生業としていることでした。
ヨセフの手腕を身近に体験していたパロは、ヨセフの兄弟たちにもエジプトの家畜を管理することを提案しました。
6 もしあなたが彼らのうちに有能な者があるのを知っているなら、その者にわたしの家畜をつかさどらせなさい
パロはヤコブと出会います。ヤコブはパロを祝福します(7節と10節で2回)。
8節でパロは敬意を込めてヤコブに尋ねます。
7 あなたの年はいくつか
パロはヤコブから(130という)年齢だけでなく、自らの深い思いを込めた返答を告げられます。
9 わたしのよわいの日はわずかで、ふしあわせです
13-26節:ヨセフはエジプトの経済体制を整えます。
飢饉の年はヤコブの一族にとって絶頂期となります。エジプトの住民には何も食べるものはありませんでした。王室の倉庫は、豊作の時期に住民から購入した穀物でいっぱいです。では、どう対処したのでしょうか。
人々のお金が無くなり、財産がなくなるまで人々に売りました。そしてヨセフは王国のために住民の土地を買いました。こうしてエジプトの全住民を王の奴隷にしました。しかし、食物のためにしてはならないこととは何でしょうか。
創世記47章をよむPoint
1. 彼の兄弟の一部を
ヨセフは家族をパロに紹介します。しかし、家族全員ではありませんでした。
2節:そしてその兄弟のうちの五人を連れて行って、パロに会わせた。
なぜ家族全員ではなかったのでしょうか。この選ばれた5人とはだれで、なぜ彼らが選ばれたのでしょうか。
2. よわいの日はわずかで、ふしあわせです。
このようにヤコブは自らの人生を手短に述べています。この短い表現のなかにどれほどの悲哀が込められているのでしょうか。
3. 祭司の田地
祭司はエジプトにおいて特別な地位を保有しています。王室は祭司たちの生計に対して責任をもっており、彼らと彼らの土地はエジプトの新しい経済秩序において独立を保たれています。
4. 聖地での埋葬
死期が近づいたヤコブは自身の埋葬の世話をするであろうヨセフに先祖の墓に埋葬してくれるよう誓わせました。
ミリアム・ブルーメンタル著
※上記は929の日本語訳となります。
https://www.929.org.il/page/47/post/1382
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