テツァヴェー 出エジプト記27章20節〜30章10節

出エジプト記

今週の聖書(パラシャット・シャブア)
2月21日(日)〜2月27日(土)
出エジプト記27章20節〜30章10節 

パラシャット・シャブア、
「テツァヴェー」は「命じる」の意味で、

神がモ-セに命じられた内容を指しています。

前のパラシャ―では幕屋の造営の仕方が語られましたが、
このパラシャ―では幕屋と祭司の聖別について書かれています。 

祭司は神に仕えるためには、聖なる衣服を着なければなりません。
具体的にはエポデ、胸当、衣、市松模様の服、帽子、帯ですが、
エポデの肩ひもにはイスラエルの12部族の名前を二つの石に
刻んだものを両肩につけて、神の前でその名前を負って
記念としなければならないと28章12節に記されています。

胸当にも一列3部族の名前を刻んだ宝石を四列はめ込んで、
アロンが大祭司として聖所に入る時は、胸当のイスラエルの子らの
名前を常に神の前に覚えなければならないとあります(28章29節)。 

これは一体何を意味するのでしょうか。
大祭司がイスラエルの民の苦しみや悩みをその身に負って、
神の前にとりなしの祈りをささげることを意味してるのではないでしょうか。 

さらに祭司は、罪祭として幕屋の前で雄牛の頭に手を置き、
血を祭壇に注ぎ、内臓と脂肪を祭壇の上で焼く。
燔祭としては雄羊の頭に手を置き、血を祭壇の四側面に注ぎ、
残りは祭壇の上で焼かなければなりません(29章18節)。

しかもこれを七日間続け、祭壇を聖別しなければ
なりませんとあります(29章37節)。  

このほかに毎日捧げるものとして朝夕、子羊を一頭ずつ
麦粉の素祭とぶどう酒のかん祭を幕屋の入口で捧げて
燔祭としなければなりません。

何のためでしょうか。

それは神がそこでモーセと語り、イスラエルの民と
会うためであり、イスラエルの民の中に住んで、
私がエジプトから導き出した神、主であることを
イスラエルの民が知るためです(29章45-46節)。

コメント