今週の箇所では、モーセが誕生します。
モーセといえば、エジプトからイスラエルの民を救い出す指導者であり、
霊的な先生として今でも崇められている人物です!
そのモーセの誕生シーンがこちら↓
女はみごもって、男の子を産んだが、
その麗しいのを見て、三月のあいだ隠していた。
しかし、もう隠しきれなくなったので、
パピルスで編んだかごを取り、
それにアスファルトと樹脂とを塗って、
子をその中に入れ、これをナイル川の岸の葦の中においた(2−3節)
えっ!?
生後3カ月だったモーセは川に捨てられたの?と驚きますよね。
その当時、奴隷の身分であったイスラエルの民は、
「男の子が生まれたならば、みなナイル川に投げ込め!」
とパロ王から命じられていました。
モーセもそのような中で産まれてきましたが、
彼はなんとパロ王の娘に拾われ、
その娘の子として育てられます。
「モーセ」という名前をつけたのもこのパロ王の娘さんでした!
その名前の意味は
「水の中からわたしが引き出したから」です。(10節)
モーセって名前がつく前は、
どんな名前で呼ばれていたのかな、と気になりますが・・・
実は、エジプト王宮で育ったモーセ。
どんな教育を受けていたのでしょうか。
使徒行伝7章には、
モーセはエジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、
言葉にもわざにも、力があった。(22節)
と記されていますから、
エジプトで英才教育を受けていたんですね。
そんなモーセは40歳になるまでエジプト王宮にいましたが、
四十歳になった時、モーセは自分の兄弟である
イスラエル人たちのために尽すことを、思い立った。(23節)
とも書いてあります。
幼い時から英才教育を受け、
エジプト人のように育ってきたモーセが、
40歳にしてイスラエル人としてのアイデンティティが目覚め、
同胞を助けようとします。
どうして、モーセはそれができたのでしょうか・・・
40歳で覚醒するというのは、私にとっても励みになります。
(写真はカルナック神殿の入り口。モーセの時代に建っていたかもしれません)
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