聖書の話

エステル記の話

エステル記2章 モルデカイとエステル

1節の冒頭に「これらのことの後」とありますが、これは? 大臣の一人メムカンの提案を受けてワシテ王妃を退けました。またワシテ王妃に対する怒りが解けたころ、王妃に対して定めたことを思い返した、とあります。怒りが解けた、ことは王の心が和らいできま...
エステル記の話

エステル記 1章 苦悩、、悩みの始まり

このエステル記1章一節の始まりの言葉は「アハシュエロスすなわちインドからエチオピアまで127州を治めたアハシュエロスの世」、とあります。聖書の原文では、アハシュエロスの世 ויהיבימיאחשורוש(ヴァイヒー ビメー アはシュヴェロシ...
ルツ記の話

ルツ記 第一章 なぜナオミにルツがついて行ったのか!?

ルツは、新約聖書マタイ伝の最初に「ボアズはルツによるオベデの父」とありますようにキリストの系譜の中にある特別な四人の女性の中の一人でもあります。第一章は、飢饉のために異国に逃げて、家族の半分を失ってユダのベツレヘムの地にルツとともに帰ろうと...
出エジプト記の話

出エジプト記19章

出エジプト記も19章まできました。このあたりは、ユダヤ人のみならず、聖書を愛読する人であれば、誰もが知る有名な箇所になります。 それこそ、シナイ山における「十戒」の授与。ヘブライ語では“מתן תורה”(マタン・トラー)と呼ばれ、「律法授...
出エジプト記の話

出エジプト記18章

今日は出エジプト記18章です。 さて、モーセのしゅうと、ミデアンの祭司エテロは、神がモーセと、み民イスラエルとにされたすべての事、主がイスラエルをエジプトから導き出されたことを聞いた。(1節) ここで登場する祭司エテロは、別名リウエルとして...
出エジプト記の話

ユダヤの民を導いた旗 -知られざる国旗の歴史をたどる-

前回の出エジプト記17章で「旗」=「奇跡」ということに触れて書きました。それにまつわる面白い話と言いますか、この式を裏付ける物語を見つけたことがありますので、少し長いですがここに紹介します。 先日、イスラエルは独立73年の記念の時を迎えまし...
出エジプト記の話

出エジプト記17章

今日は出エジプト記17章です。17章では、大きくテーマが2つに分かれます。 ①マッサ、メリバの泉②アマレクとの戦い イスラエルの人々の全会衆は、主の命に従って、シンの荒野を出発し、旅路を重ねて、レピデムに宿営したが、そこには民の飲む水がなか...
出エジプト記の話

出エジプト記16章

出エジプト記も16章まできました。「エジプト脱出」という大きな目的を果たしたイスラエルの民、彼らが次に目指した地は・・・いったいどこ? わたしは下って、彼らをエジプトびとの手から救い出し、これをかの地から導き上って、良い広い地、乳と蜜の流れ...
出エジプト記の話

海の歌

前回紹介した「海の歌」について、ぜひその歌のメロディーを聴いてみたいとのリクエストがありました! それぞれの出身地やコミュニティーによってメロディーが違いますが、歌っている歌詞は出エジプト記15章の詩になります。 ちなみにこちらはチュニジア...
出エジプト記の話

出エジプト記15章

今日は出エジプト記15章です。この章のほとんどは詩で描かれています。その詩の中で1〜19節を「海の歌」“שִירַת הַיָּם”、または「モーセの歌」と呼ばれ、モーセ五書の三大詩の一つと位置付けされるほど有名な詩です。またこの詩は、ユダ...
出エジプト記の話

出エジプト記14章

今日は出エジプト記14章です。ついにイスラエルの民がエジプトを脱出し、紅海までたどり着きます。しかし、去らした民に対する考えを変えたパロは、戦車を整え、みずからその民を率い、また、えり抜きの戦車六百と、エジプトのすべての戦車およびすべての指...
出エジプト記の話

出エジプト記13章

今日は出エジプト記13章です。ついにエジプトを脱出することになったイスラエルの民。モーセという指導者を中心に、新しい舞台へ移動していきます。 イスラエルの民は、もともと奴隷でした。また、430年間エジプトにいたイスラエルの民にとって、この脱...